湿原内には1周1時間30分で回れる4km程の散策木道が整備されており、夏場は辺りのあちらこちらで多くの高山植物が咲きます。6月はミズバショウ、7月はエゾカンゾウやハクサンチドリなど、9月まで色々な高山植物が見られます。
湿原を半周した所に南暑寒岳登山口があり、登山道を少し登ると「湿原展望台」があります。ここからは、大正時代に測量された時と全く変わらぬ地塘の分布と雨竜沼湿原の全貌が望めます
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雨竜沼湿原への道のりは登山です。道幅が狭く、けして平坦ではありません。入山手続きが必要で、虫や蛇よけの長袖・長ズボンの着用や、今はヒグマは出没しないということですが、念のため鈴なども必要だということです。険しい道をぬければ、自然が色濃く残る雄大な風景が待っているのですから、是非トライしてみましょう。周辺には、自炊ができるキャンプ場や、宿泊施設もあるので、前日から泊まって湿原散策に出かけると良いかも知れません。
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