北海道の中でも最も大きな高層
湿原「雨竜沼湿原」は1964年
に「北海道天然記念物」に指定
されました。大正時代に測量さ
れた時と全く変わらぬ自然に溢
れた風景が今も残っており、湿
原植物も豊富に生息しています。
平成16年には「北海道遺産」に
も選定され、この現状を守り続
えるための活動が積極的に行わ
れています。




 北海道一の規模を誇る雨竜沼湿原は、南暑寒岳と恵岱岳、群別岳の三峰に囲まれた標高850mの台地に東西4km南北2kmに渡り広がる高層湿原帯です。湿原は200万年以上昔の火山活動によって、川がせき止められてできた湖から形成されたものです。地塘と呼ばれる沼が大小100以上もあり、それぞれの地塘の水位は池ごとに異なり、特異な景観を醸し出しています。

 

 湿原内には1周1時間30分で回れる4km程の散策木道が整備されており、夏場は辺りのあちらこちらで多くの高山植物が咲きます。6月はミズバショウ、7月はエゾカンゾウやハクサンチドリなど、9月まで色々な高山植物が見られます。
 湿原を半周した所に南暑寒岳登山口があり、登山道を少し登ると「湿原展望台」があります。ここからは、大正時代に測量された時と全く変わらぬ地塘の分布と雨竜沼湿原の全貌が望めます 。
 雨竜沼湿原への道のりは登山です。道幅が狭く、けして平坦ではありません。入山手続きが必要で、虫や蛇よけの長袖・長ズボンの着用や、今はヒグマは出没しないということですが、念のため鈴なども必要だということです。険しい道をぬければ、自然が色濃く残る雄大な風景が待っているのですから、是非トライしてみましょう。周辺には、自炊ができるキャンプ場や、宿泊施設もあるので、前日から泊まって湿原散策に出かけると良いかも知れません。


 

  散策の後は北竜温泉で汗を流そう
 湿原散策を楽しんだ後は、『サンフラワーパーク北竜温泉』に行って温泉に入ろう! 北竜温泉は神経痛・筋肉痛・関節痛等に効く天然温泉で、日帰り入浴もできます。ヒマワリの作付面積日本一の町だけあって、ヒマワリの花、種、葉が薬湯に使われた美肌効果がある「ひまわりの湯」が自慢。露天風呂、泡風呂、寝湯、サウナ等々、設備も充実しているので、ゆっくりつかってリラックスしましょう。ここならではの「ひまわり料理」も味わえるので、”ひまわりづくし”をじっくり堪能してみて下さい。

『サンフラワーパーク北竜温泉』
北海道雨竜郡北竜町字板谷163-2(0164-34-3321)
 

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