日本第三位の長さを誇る石狩川が流れる旭川市には大小160本もの川が流れており、同時に730余りに及ぶ橋が架かっています。 中でも旭川市の象徴と言えるのが、この旭橋です。平成16年に北海道遺産に認定された旭橋は優雅なアーチ曲線を描いたその美しい形状から市民からも親しまれています。
旭橋の誕生は明治37年の5月のこと。3年の年月をかけてつくられたこの橋は、交通量の増加や交通車両の大型化により老朽化が進んだため、架け替えられることとなりました。 昭和7年に完成した現在の旭橋の完成は、市民達に歓迎され、3万人もの人々が繰りだしたと言われています。 旭橋建設当時は度重なる戦争の影響を多分に受けていました。軍の要請で戦車が渡れる強度で設計されたり、橋の正面には「誠」という文字と軍人勅喩網領が書かれた朝日章が高く掲げられました。旭橋は軍都旭川の象徴であったのです。 敗戦の色濃くなっていった戦争の最中、旭橋は他の橋同様に高欄や飾塔が金属拠出され、「誠」の大額は終戦と同時に撤去されました。 旭橋のかつての姿を取り戻そうという声が市民達の間に広がっていったのは、橋が架け直されてから、ちょうど50年目のことです。そして市民からの当時の写真を元に、翌年の昭和58年の暮れに旭橋は復元されたのです。
旭橋はかつて札幌の豊平橋、釧路の幣舞橋と共に北海道の三大名橋と呼ばれていました。他2つの橋はすでに新しい橋に架け替えられ姿を消してしまいましたが、なおも健在するこの旭橋。その歴史の古さ故に、これまで7回も塗り直しが行われております。
夏祭りの時期には、橋が出所の滝というなんとも珍しいものが見られます。夜はライトアップをして、さらに幻想的な光景がお楽しみいただけます。
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