札幌市に隣接している江別市は三つの地区に分けられます。市の中心であった江別地区。中高層住宅が多く、飲食・商業施設の多い野幌地区。公営団地や学校が集中する大麻地区です。
野幌地区と江別地区、特に野幌は「野幌レンガ」と言われるほど広く道民に親しまれてきております。旧北海道庁舎やサッポロファクトリーなどの建物も江別のレンガが使われていますし、今も北海道で使われる80%以上のレンガが野幌産です。
何故野幌産のレンガがそれほどまでに有名なのか。その理由は良質の粘土にあります。遠く樽前山から飛ばされて堆積した火山灰が、長い年月を経て、鉄分を豊富に含んだ地層をつくりだしたのです。石炭など燃料となるものも手に入れやすかったという理由もあります。
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