この美しい桜並木『二十間道路』は 「日本の道百選」、「桜の名所百選」 などに選定されており、平成16年に 「北海道遺産」にも認定されました。
直線で7kmにもわたって美しい桜が咲き誇る一本道、二十間道路。道路の両側には約3000本にのぼる樹齢90年のエゾヤマザクラなどの木々が並ぶ。道幅が約36mあることから『二十間道路』と呼ばれるこの桜並木は、日本を代表する桜の名所として知られ、毎年5月には全国各地から毎年20万人もの花見客が訪れます。
この並木道は、かつてこの地にあった宮内省の御料牧場を視察する皇族の行啓道路として造成されました。御料牧場の歴史は、明治5年初代北海道開拓使長官・黒田清隆が静内を訪れた際、この地が産馬改良には最適地であると判断し、静内・新冠・沙流郡にまたがる約7万ヘクタールに及ぶ大きな牧場が区画されたことにはじまりました。当初は狩り集められた野生馬2,262頭が放牧されていましたが、その後明治10年、米国人エドウィン・ダンにより近代的な牧場として再築され本格的な軍馬の産地となり、それにより静内町は馬と共にその歴史を刻むことになったのです。現在、静内町は日本有数のサラブレッドの産地であり、桜並木の周辺には仔馬たちが母馬とともに駆けまわる姿を見る事ができます。
<<しずない桜まつり>> 二十間道路の桜が満開になる春には、「しずない桜まつり」が開催されます。特産品などのお土産が並ぶ出店の他、期間中はふだんは見学できない「龍雲閣」が一般公開されます。 ※龍雲閣...........1909(明治42)年に建築。明治の面影をいまに伝える優美な御殿造りの皇族のための貴賓舎。伊藤博文をはじめ、大正天皇や昭和天皇も皇太子時代に滞在し、宮内省所管の御料牧場を見学されました。御殿造りの優美な建物の中には、伊藤博文公の書や狩野探幽の屏風絵などが展示されています。
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