大谷地恋太郎の地方記者日記

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作者紹介
ペンネーム:大谷地恋太郎
日本各地を転々とする覆面記者。
取材中に遭遇した出来事や感じた事を時に優しく、時に厳しくご紹介します。

(以下は大谷地氏とは関係ありません)

木田 保造(1885-1940)
千葉県生まれ。横浜、東京で大工修行をした後函館に渡り、北海道で初めてのコンクリート建築として大火で焼失した東本願寺別院の再建に携わった。1915年(大正4)にその東本願寺函館別院本堂を再建した後は函館市内を中心に全道各地の主要建築を行った。

■地方記者日記131
 機種変更トラブル
by大谷地恋太郎

 ドコモの携帯電話、FOMAの機種変更をした際にトラブルになった。おサイフケータイが使えなくなってしまった。チャージしたカネが、一時期だが利用できなくなり、痛い思いをした。電子マネー時代には、予想できないトラブルがあることを痛感した。
 ことの顛末は、こうだ。
 FOMAの新機種から、電話番号を二つ登録できるサービスが始まった。仕事とプライベートの電話を使い分けている人間には便利なサービスだ。
 僕のその一人で、個人の携帯電話と仕事の携帯電話の二つを使い分けている。具体的には、FOMAを二台持っている。
 この二台を一つにしようと思って、ドコモの窓口に行った。
 そこまでは通常の申し込みで、何のトラブルも予想していなかった。
 Aという機種に、Bの機種の電話番号を移植させて、その番号をメーンの番号にする。
 それだけだったが、FOMAカードなるものを交換したところで、トラブルになった。電話はきちんと使えるようになったが、おサイフケータイのアプリケーションが立ち上がらないのだ。サービスが全く使えなくなっていた。
 具体的には、モバイルスイカと、エディーだ。
 前者はJR首都圏だけに限らず、地下鉄も私鉄も使えるようになったし、ちょっと前からは、イオン系列のスーパー、さらにはファミリーマートでも使えるようになり、非常に便利なものになつていた。小銭が必要なくなって、食品や飲み物など、小口の買い物には毎日のように使うようになった。
 エディーはまだ利用が広まっていないが、それでも全日空や飛行場の売店などで買い物が出来るようになり、おサイフケータイの有用性が実感できている。
 それが全く使えなくなったのだ。
 おサイフケータイの場合、通常のクレジットカードと違って、一回数万円を上限にしてクレジットカードや銀行口座などからチャージする必要がある。そのため悪用される範囲は限られていて、安全だが、それでもチャージしていた数千円のカネが使えないのは、腹が立った。
 窓口ではドコモのおねーさんが右往左往して、問い合わせの電話などをしている。僕が機種変更の申し込みをするため着席から三時間が経っていた。
 ようやく結論が出た。
 一度、古いFOMAカードに戻して、チャージしたカネを使い切って、そしてFOMAカードを差し替えてから、アプリケーションのデータ部分を、フルリセットして、さらに削除する。そしてそれぞれのサービス会社に電話をして、再発行の手続きを取るしかないとという。
 えっ、そんなに面倒くさいことをするのか。
 納得できないまま、翌日、指示されたように、古いFOMAカードを入れ替えて、通話が出来ないまま、そのケータイで買い物を繰り返した。数千円とはいえ、スーパーで何もほしい物がないまま、買い物をすると言っても無理がある。ウイスキーに焼酎、靴下にパンツ、シャツなどを買い物を終了させた。スイカは数百円分になっていた。
 問題はエディーだった。
 問い合わせの電話をサービス会社にすると、きちんとゼロにしないと、再発行できないと言われた。実は十五円残っていた。ファミリーマートで再び買い物をして、ようやく再びドコモ店に行き、フルリセットの手続きをした。
 これから時間がある時に、再度ダウンロードして、手続きをしないと。
 大変な忙しい時のトラブルだった。
 えっ? 新しもの好きがいけないって。そうかもしれない。

(続き)



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