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作者紹介 |
■第7話 尻別川本流、ニセコ町付近の流れに腿上まで水の中に立ち込んで竿を振っていると、すぐ足元を大きな魚影が上流に向かって泳いでいくのを発見しました。 所々白い斑が入った大きな魚体。すぐ近くに人がいるのも意に介さずに悠然と、貫禄たっぷりの泳ぎ方。その大きな魚の正体は鮭でした。
しかし、魚道によって魚の遡上が可能になったとは言えども、尻別川上流部で鮭の孵化・放流事業が行われているわけではないので、ニセコまで遡上して来る鮭は極わずか。
大海を旅し、その生命の終に遥々ニセコまで辿り着いた強者ではありますが、この鮭が無事に産卵に適した場所を見つけ、自分の子孫を残す為のパートナーと出会う確率は、きっと高くはないのでしょう。 |
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(続) |
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