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作者紹介

入山惠津子
1987年 初めて北海道を旅し大自然の力に魅せられ 以降 北の大地をテーマとした作品造りに入る
毎年 パステル画を中心に個展を開催
現在 大雪山旭岳の麓 東川町に居を移し 北海道と愛知県を行き来する生活
新象作家協会会員 一宮中日文化センターパステル画講師
 
個展 北海道 「さいとうギャラリー札幌」「小樽運河プラザ」「東川町文化ギャラリー東川町」「六花亭ギャラリー帯広」
その他 名古屋市・一宮市・刈谷市・小牧市・稲沢市・多治見市  

ホームページはこちらから
http://www5f.biglobe.ne.jp/~etsuko/

〜 第4回〜


梅雨まっただ中の本州を離れ 1990年7月 初めての北海道個人旅行に発った
足のむくまま 気のむくまま ホテル予約なし 道内を1周する旅
7月3日 愛知発 本州を2泊で縦走
青森県野辺地からフェリーで函館に夜着
船内の広い事広い事 何しろ乗船客5名 鬼ごっこが出きそう......
早朝西廻り 函館→松前→江差→熊石→大成→瀬棚→岩内→泊
日本海側を北上 1日で約300k走る
こう書くとすっきり泊までドライブした様に見えますネェ
R228〜229 今でもトンネルは多く厳しい道路状況
当時 店はない トイレがない コンビニという言葉もない
ナイナイずくしの旅 トイレはあっても水洗でなく 息を止めて用をたす
古いトンネルの連続 古い故の工事が夏場にあり 
工事のための待ち時間 10分〜20分はざら 最高45分の所さえあった
迂回路も少なく あったにしても 山を登り谷を渡る
地図の上で数えられない時間をかけ やっと泊着
宿は鄙びていた 温泉の質は良かったが 廊下の床が歩くと抜けそう.....そっと歩く
今 北海道を旅する人には 信じられない様な連続の2日間
ツァーで歩けない荒涼とした日本海の風景
カモメ 海猫の鳴き声 暗雲がたちこめた 日本海側の空
想像もつかなかった旅の始まりに
これが北海道か......とある意味で納得
風・気温・天気 すべての大自然を身に受け 
自分なりの消化方法で旅を続ける事になった
北海道で もっとも古くから栄えた町 松前・江差・上ノ国 
次回又ゆっくりする事にして 積丹半島にむかう

2004.6.10

「漁 火」

(続)



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